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株式会社
神奈川福祉経営研究所
〒251-0861
神奈川県藤沢市大庭5404-6
TEL:0466-89-0515
FAX:0466-87-8110 |
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(株)神奈川福祉経営研究所所長・大住淑美氏に聞く
高齢者に「安心」を提供していく
記者:高齢者を対象とした賃貸住宅「ユーミーリビング」が好評ですね。
大住:「湘南地域の高齢者が安心して暮らすことのできる街にしていきたい」、こんな思いからスタートしました。一口に高齢者といっても、身体の状態は皆さん違う、生きてきた背景も違います。「年配の方の住まい方は一つじゃない」を出発点に、身体機能の変化や介護の状態に合わせて、住まい方が選べる多種の高齢者住宅を用意しました。選択肢の幅を広げたことが、入居者、そのご家族の方に受け入れられた思います。
記者:介護の現場では職員の定着が大きな課題。スタッフが充実していますね。
大住:介護は職員によるチームプレイ。働く喜びを引き出していくことが大きなポイントです。例えば「介護度3だった人が介護度2に下がった」、これは、ご本人やご家族への喜びになるだけでなく、働く職員にとっても大きなやりがいになります。スタッフ同士の意見交換、徹底したCS(カスタマーサービス・顧客満足)チェックを通して、職員同士の風通しをよくし、管理者が適正に評価していく、日々の積み重ねに尽きます。
記者:今年もチャレンジが続きますね。
大住:高齢者のための入居紹介、介護スタッフの人材派遣業の立ち上げも視野に入れています。家族構成や、身体の変化に応じて住替え、暮らし替えができる「住ネットワーク」の拡大を通して、高齢者が生きがいをもって暮らせる街づくりを地域とともに進めていきます。 |
インタビュー:施設運営者次の一手
| 2006(平成18年)年9月25日 高齢者住宅新聞 第12号 |
高齢者向けの賃貸住宅提案
神奈川県湘南地域で賃貸マンション建設・運営行う丸山工務所。そのグループで福祉事業として高齢者向け賃貸住宅「ユーミーリビング」などを展開しているのが神奈川福祉経営研究所(神奈川県藤沢市)だ。同社を立ち上げより支えている大住淑美所長に聞いた。
−−丸山工務所が神奈川福祉経営研究所を立ち上げたきっかけは。
大住 研究所を設立して今年で7年目に入りますが、私もはじめは丸山工務所にいました。今年30周年を迎える丸山工務所は、地域密着型事業であり、地主さんとのつながりが強かったのです。自分の土地の有効活用として2棟目、3棟目の賃貸物件建築を考える地主さんの声から、高齢者向け住宅へ取り組みが始まりました。
−−建設した施設についても地主の方にとっては社会貢献にもなりますのでいいですね。自社で運営しているのですか。
大住 当社で建設した8物件中、6物件を自社で運営中です。ユーミーリビングでは介護度1〜2の方向けに「湘南台」「湘南あさなぎ」「湘南こゆるぎ」を、介護付き有料老人ホームのシニアメゾンは、介護度1〜3の方向けに「湘南台」と「湘南平」をグループホームのユーミーホームは「湘南の杜」を展開しています。来年には介護度4〜5の方も視野に入れた「シニアヴィラ」を藤沢市の大庭で展開する予定でいます。それ以外にも当社はサポートにまわり、建てた物件を一括借り上げし、NPO法人などに運営を委託しているケースもあります。丸山工務所を中心としたユーミーらいふグループで培った用地活用のノウハウにより、収益性に優れた物件を作れるのが当社の強みです。
−−御社では身体状態に合わせて自立型から介護型まで11種類の高齢者住宅を展開していますが戦略はありますか。
大住 種類の違う住宅を一定の地域に集中させることで、住む人が体の状態の変化に合わせ、転居をすることもできるように工夫しています。介護度が進んでから、ほかの施設を探すのは肉体的にも大変ですので、入居者も喜ぶと思います。
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施設運営者との関係強化を図る
−−御社では、競合他社を含めさまざまな業者との連携も積極的と聞きますが。
大住 今後は当社のノウハウを生かし湘南地区以外の案件についてもコンサルティング会社として運営会社をサポートしていくつもりです。土地探しから建物づくり、施設の運営、人材教育など実際にやろうとすると問題はたくさん出てきます。高齢者層にとってよりよい住環境ネットワーク作りを考える上で、競合他社を含めた連携は今後必要になってくるものと私達は考えています。 |
多機能な高齢者向け賃貸住宅を展開
湘南地域に密着し、小規模でありながら多機能な高齢者向け賃貸住宅『ユーミーリビング』などを展開する神奈川福祉経営研究所(藤沢市)。湘南エリアに住む高齢層が、家族構成や身体状況に応じ、住み替えや暮らし替えがなどが自由にできる環境ネットワーク「総合リハビリテーション構想」の実現を目指している。構想の狙いや施設展開などについて、大住淑美所長に聞いた。
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住環境ネットワーク構築へ JR茅ケ崎駅近くで複合施設も構想中
−−「総合リハビリテーション構想」とは。
「多くの高齢者が、自立し、健康的で充実した暮らしを送りたいが、一人では寂しいし、"いざ"という時が不安だと考えています。そこで考えたのが、住み慣れた地域でサポートを受けながら、グループで互いに自立を支え合い"家族として住む"という新たな住まい方です」
「当社のユーミーリビングは、食事付きで、共有のリビングがある高齢者向け賃貸マンションと考えてください。専任スタッフが24時間常駐し、入居者の日常をサポートします。ダイニングや浴室などは共有ですが、個室にはトイレやミニキッチンを備え、自由な暮らしを尊重します」
「高齢者向けのマンションにさまざまな機能を融合させた新たな住まいをネットワーク化し、湘南地域全体に広げていきます」
−−その構想の端緒が高齢者賃貸マンションの開発なんですね。
「身体機能の変化や、介護状態に合わせて自由に住まい方が選べるよう、自立型から介護型まで11種類の高齢者住宅をそろえています」
「ユーミーリビングでは、「湘南台」「湘南あさなぎ」「湘南こゆるぎ」を、グループホームのユーミーホームは、「湘南の杜」を展開しています。介護付き有料老人ホームのシニアメゾンは、「湘南台」と「湘南平」。これまでに計6物件を運営中です」
「当面の計画では新たに8ヶ所程度を整備します。来年のオープンを目指し、シニアヴィラを藤沢市の大庭で、シニアメゾンを小田原市などで、ショートステイ型のらいふインを藤沢市などで計画し、それぞれ今春、着工しました」
「さらに鎌倉市内でシニアヴィラ、平塚市内でケアセンターの建設に今後着手します。JR茅ケ崎駅近くで複合施設の着工を2008年に計画しており、現在、構想を練っています」
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競合他社含め連携を
−−すべて自社開発で建設していくのですか。
「土地オーナーが建てた物件を一括借上し、運営をNPO法人などに委託します。用地活用の提案では、丸山工務所(平塚市)を中心としたユーミーらいふグループで培ったノウハウが当社の強みとなっています」
「土地オーナーの方々には、有効な資産活用方法としてばかりではなく、社会貢献にもなると考えてもらっています」
−−今後の展開は。
「グループリビングの事業では、成功している事業者はそう多くないと思います。土地の確保から住みよい家づくり。運営事業者探しや人材の確保まで、事業リスクが高いのが要因です。その解決には、互いのノウハウを持ち寄り、競合他社を含めたさまざまな方々と連携する必要があります。多くの方々と高齢者のための住環境ネットワークを構築していきたいです」
「現在、多くの施設が開設される一方、介護事業者にとって、人材確保が大きな課題となっています。今後は、介護スタッフの人材派遣にも乗り出し、優秀で楽しみながら働ける人材を育てたいです。当社だけに限らず、他社の施設にも派遣していきます」
(聞き手は神奈川報道部=坂元浩二) |
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